ダイムラークライスラー日本は22日、主力コンパクトサルーン、メルセデスベンツ『Cクラス』の新型を発表、同日販売を開始した。
新型Cクラスは旧モデルと同様、比較的高収入のユーザー層向けの小型セダンで、日本においても最量販モデルという位置づけだが、一方で「ユーザーの間口は旧モデルより広げた」(商品企画統括・根來裕二氏)というのも特徴だ。
旧モデルのユーザーの平均年齢はおおむね55歳前後と、かなり高い数字だった。新型Cクラスの販売においては「40代のユーザーも積極的に開拓して、ユーザーの平均年齢の若返りを図りたい」(根來氏)という。快適さに加えて、アジリティ(俊敏さ)を前面に押し出したクルマの仕立てやTVCFなどからも、若返り狙いの意図はうかがえる。
CクラスはベンツのなかではRWD(後輪駆動)サルーンのエントリーモデルだが、絶対的には高価なモデル(450万円から)であるため、極端な若返りはないだろうが、若年層にとって旧モデルに比べたら、手を出しやすくなったか。