川崎重工業は、橋梁・水門事業から撤退すると発表した。
同社では、主たる市場である国内の公共投資が縮減している中で、事業の維持・拡大が望めないと判断、撤退を決めたとしている。
今回の事業撤退の決定に伴って、同事業の新規案件について一切の受注活動を行わないとしている。現在、施工中の案件については責任を持って工事の完工まで対応するとのこと。
公共事業は談合に対する監視や罰則が強化されているのに加え、大手ゼネコンが談合をやめることで合意したことから、儲からなくなっている。このため、同社は撤退を決めたと見られる。