気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年6月5日付
●中国CO2削減目標、エネルギー分野9億5000万トン2010年まで(読売・1面)
●地球温暖化「不安」71% バイオ燃料「使いたい67% 本社世論調査(読売・2面)
●プレミオとアリオン全面改良(読売・8面)
●大気汚染訴訟原告団、トヨタに解決金増額要求(読売・38面)
●BRICs 06年23%増、自動車販売台数調査(朝日・13面)
●輸出企業に恩恵、消費者負担は増 円安効果、トヨタ3月期2900億円(毎日・8面)
●日立15万基緊急点検、エレベーター、国交省指示 ロープの一部破断(産経・1面)
●車の燃料どうする バイオ資源が救世主?(東京・22面)
●ホンダ、販社統廃合、独立系も、870に削減、販売網改革にメド(日経・1面)
●入門用小型車世界に広がる1000CC前後45-90万円、中国や東欧中流層に購買力(日経・9面)
●ネット総研、オリックスに傘下に 24日に上場廃止、信用低下を回避(日経・15面)
●ダイハツ工業、シートに初の消臭機能(日経・31面)
●正面衝突 8人死傷、千葉・君津(日経・39面)
ひとくちコメント
ぜんそく患者らが自動車排ガスで健康被害を受けたとして、国や東京都、自動車メーカー7社などに損害賠償などを求めた東京大気汚染訴訟の和解協議で、メーカー7社が解決金として計約5億円を支払う意向を非公式に原告側に伝えたという。5日付の夕刊各紙が1面で大きく報じたのに続き、きょうの各紙が社会面などで取り上げている。
メーカー側が提示した和解金に対し原告側は「要求額と大きな開きがある」と反発、トヨタ自動車の東京本社前で抗議行動を実施した。5日午後からも「期限を定めずに24時間態勢の座り込み行う」(東京)という。
もっとも、トヨタの渡辺捷昭社長は新型車発表の場で「できるだけ早く解決したい」と述べ、早期に和解を進めることに意欲的。原告側の要求額は数10億円ともいわれているだけに、どのレベルで歩み寄るのか、今後の成り行きを注目したい。