ホンダは、スーパースポーツバイク『CBR600RR』を、フルモデルチェンジして24日から発売する。
CBR600RRは、2002年から2006年までMotoGP(FIMロードレース世界選手権)で活躍したレース専用マシン「RC211V」で培った先進技術とスタイリングを継承している。
新型車は、動力性能と車体の取り回しやすさの向上を目指し、従来モデルと比べて乾燥重量で約8kgの大幅な軽量化の実現したのに加え、空力と機能性を追求した流麗なカウルデザインを採用することで、走行性能の向上を図った。
さらに、1気筒あたり2つのインジェクターによる緻密な燃料供給を行い、理想的な空燃比での燃焼を実現する電子制御式燃料噴射システム(PGM-DSFI)に加えて、ツインキャタライザーを採用して環境負荷低減に配慮、2007年国内排出ガス規制に適合させた。
エンジンは、クランクシャフト、カウンターシャフトの間隔の見直しによって前後長を30.5ミリ短縮するなど、コンパクト化を達成し、約2kgの軽量化を実現した。また、エンジンの出力特性を見直し、中回転域での扱いやすさを向上させている。
フレームは、部品の十分な剛性を確保しながらも、構成点数を11個から4個とし、溶接部分などの重量を減少し壁厚を薄くすることで、約700gの軽量化を実現した。さらに、車体重心から離れた部品の重量物を軽量化するなどマスの集中化を図り、取り回しやすさを向上させた。
スタイリングは、エアクリーナーボックスへの安定した空気吸入や、エンジンの放熱に効果的な形状とするなど、エアマネジメントを考慮したカウルデザインを採用した。
価格は107万6250円。