ダイハツ08年3月期業績予想…償却負担増で減益に

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ダイハツ08年3月期業績予想…償却負担増で減益に
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ダイハツ工業は25日、2007年3月期決算を発表した。会見した箕浦輝幸社長は「(08年3月期は)減益予想だが、(生産部門などの)改革を進め、社内では増益を確保しようと訴えている」と述べた。

07年3月期は、国内の軽自動車販売が初めてシェアトップとなるなどにより、売上高は前期比21.5%増の1兆6371億円と大幅増収で過去最高になった。

売上増や原価低減、円安効果もあって営業利益は11.8%増の543億円となった。純利益は3.6%増の347億円。いずれも過去最高を更新した。

今期(08年3月期)は、トヨタ自動車からの小型車受託生産が減少するため、売上高は0.2%増加の1兆6400億円と、横ばいの予想。営業利益は減価償却費の増加や円高影響により、10.8%減の485億円を見込んでいる。

減価償却は設備投資の拡大に加え、税制改正によって償却のペースを高めるなどが可能になったため。前期より約70億円増加する。為替レートは1ドル=115円を前提とした。

《池原照雄》

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