見えない庭で葉っぱふみふみ…ミラノでレクサス アート展

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見えない庭で葉っぱふみふみ…ミラノでレクサス アート展
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レクサスは18日から22日の間、ミラノ・デザインウィークにおいてアート・エキジビションを開催した。

デザインウィークは毎年、国際家具見本市に合わせて、市内各地で開催される世界最大級のデザインイベント。レクサスは2005年から、数々のアーティストとコラボレートしながら出展してきた。

3年めとなる今年のテーマは「Lexus L-finesse Invisible Garden」。デザインウィーク期間、もっともイベントが密集する市内南部・トルトーナ地区の会場を借りて展開された。

第1室はアーティスト平川紀道氏によるもので、光と音が来場者の動きに呼応してうねる映像アートが暗闇に投影された。

続く第2室は、屋根のない中庭に、建築家・乾久美子氏による空間構成が展開された。足元には葉を模した銀色のシートが敷き詰められ、来場者はそれを踏みしめながら、遠方に見える第3室のレクサス『LS600h』オブジェに近づくという企画だった。

記者が訪れたのは夜で、“葉”は照明に照らされて輝いていたが、昼間は太陽光による強い反射で「サングラスが必要なほど」だったという。

ちなみにこのミラノにおける「Lexus L-finesse 」シリーズ、一昨年は劇場を借り切って舞台用の霧発生装置で『LF-A』を包み、昨年は美術館でLSを十数万本の透明ファイバーで囲うというパフォーマンスを展開した。

トヨタ自動車の平井和平・デザイン本部 常務役員は記者に対し、エキジビションについて「イタリアでは、経済誌やデザイン誌にも採り上げられるようになりました」とコメント、回を重ねることで「レクサスらしいものが、出来上がるといいと思っています」と述べた。

なお今回、中庭で四方を囲む古いアパート群を敢えて隠さなかったのは、資料によれば“日常と非日常が交錯する場を創出するため”だったという。つまり主催者としては、近隣住宅の明かりや住民の生活音もアートの一部として取り込みたかったようだ。

たしかにそれは成功で、夜になると閑静な住宅・オフィス街の窓に、柔らかな光がともし出されていた。甲高い喧嘩声や派手な洗濯物干しを披露する近隣住民がいれば、さらなるイタリア風情が醸し出せたのでは、と思えなくもない。だが、ハイブリッドの静けさとブランドの高級感を考えると、このあたりで充分成功に違いない。

《Mari OYA》

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