「今年8月のソーラーカーレース鈴鹿で、このクルマでなんとしても優勝したい」---。こう語るのは大阪産業大学の学生だ。
同大学は18日に幕張メッセで開幕した「テクノフロンティア」に学生手作りのソーラーカーを展示している。このソーラーカーは3号機で3年ほどの歳月を経て完成させた。開発費は「フェラーリ1台分」(大産大の学生)で、2000万円近くにのぼるそうだ。
「8月のレースに向けて、これからソーラーパネルを張り替えるんです」と同学生。大産大は2001年を最後に同レースでの優勝から遠ざかっており、2003年から4年連続で2位に甘んじている。それだけに今年にかける意気込みには並々ならぬものがある。
しかも「今年優勝できなかったら、ソーラーパネルの供給元を代えるかもしれない」(同学生)というほど。ちなみにパネルは京セラ製を使っている。