マレーシアGPでルーキー、ルイス・ハミルトンへのオーバーテイクに失敗し、各方面から非難を浴びていたフェリペ・マッサ。バーレーンGP(15日決勝)ではその批判に答えるかのような会心の1勝を挙げた。
「メディアとトラブっているとき、その批判に答える最良の方法は勝つことだ。僕の場合は1週間だけだったけど、いいスタートを切り、いいレースを戦って、一番にフィニッシュすることで最高の答えを出すことができたと思う。これでメディアの反応も変わってくれると確信しているよ。今回のいい結果とともにいい休暇が過ごせそうだ」
「ただ、開幕2戦は理想的とは言いがたい内容だった。初戦ではトラブル、2戦目にはミスもあった。今回の第3戦はすべてがうまくかみ合った。チームのためにも心からうれしい。マクラーレンはすぐそばに来ているから、僕らもよりハードにプッシュしなければ……」とマッサは今季初優勝の喜びを語った。