プジョー『207』のインテリアは前身の『206』に比べ、質感を大幅に向上させている。ダッシュボードは横への広がりを感じさせる、かつてない造形にチャレンジしており、メーターもホワイトの文字盤にシルバーのリングをあしらうなど、上質なイメージにまとめている。
プジョージャポン広報部の近棟伸邦さんは「207のダッシュボードは斬新な素材を用いて上質感を高めています。また、ベースグレードを除き、ハーフレザーシートやパノラミックガラスルーフを標準装備していますので、快適性も大幅に高まっていると思います」という。
上級グレードとなる207シエロの室内に乗り込んでみると、その上質感の高さに驚く。シートの質感やサイズは206に比べて向上しているし、ドアを閉めた時の閉まり音や、遮音性も大幅に進化している。
さらにエアコンの風に乗せて、香水の香りを車室内に満たせられる、パフュームディフューザーもベースグレード以外には標準装備しているあたりもフランス車らしい。この質感を高めたインテリアも207の大きな魅力のひとつだ。