20日、プジョージャポンから『206』の後継モデルとなる、プジョー『207』が発売された。207は、近年のプジョーのトレンドとなった、猫科の動物をイメージさせるフロントマスクを採用し、ボディサイズをひと回り拡大することで、206よりもひとクラス上のプレムアムコンパクトカーに進化している。
エンジンはBMWと共同開発された、自然吸気とターボの1.6リットルユニットを搭載。日本仕様のトランスミッションは自然吸気が4速ATとなり、ターボのGTには5速MTが組み合わされている。
プジョージャポン広報部の近棟伸邦さんによると「207のセールスポイントはボディの拡大によって高まった存在感や、質感を高めたインテリア、大幅に進化したパワートレインと、新開発されたリアサスペンションがもたらす洗練された走りが挙げられます。細かい点では、ほかにも数多くの訴求点を持っています」と話す。
207を見ると、その存在感は206とは比較にならないほど強い。少し突き出たようなボンネットの前部には大きなプジョーのエンブレムを配し、コンパクトカーとしては非常に長いヘッドライト組み合わせたフロントマスクは、フランス車らしい洒落たたたずまいの中にも、アグレッシブな雰囲気を感じさせてくれる。
リヤビューも206の面影を残しながらも曲面を多用し、ボリューム感を増している。この存在感を高めたエクステリアデザインこそが、プジョー207の最大の見どころといえるだろう。