国土交通省は16日、社会実験を進めてきたスマートIC(ETC専用インターチェンジ)について、新たに全国13カ所で本格導入を開始すると発表した。
高速自動車国道との連結許可申請が出ていたスマートICについて、高速道路整備計画の変更と連結する道路の連結許可を行った。いずれのスマートICも4月1日から本格導入へ移行する。
スマートICは、サービスエリアやパーキングエリアといった既存の高速道路施設を活用し、高速道路周辺地域の利便性向上や活性化などを目指す取り組み。国交省では04年度から社会実験を進めてきた。昨年には本格導入のための制度実施要綱を策定しており、すでに全国18カ所で本格導入されている。
新たに本格導入となるスマートICは、東北自動車道の泉PAや那須高原、磐越自動車道の新鶴、上信越自動車道の佐久平、北陸自動車道の大潟、東名高速の富士川と遠州豊田、東名阪自動道の亀山PA、山陽自動車道の吉備、沖縄自動道の喜舎場など。