英アストンマーチン(アストンマーティン)は12日、デイビッド・リチャーズ率いるコンソーシアムによって買収されたと発表した。フォードグループでの活動はおよそ20年で、離脱となった。
コンソーシアムは、今後もブランドの成長と従来のビジネス計画にコミットする。従来のラインナップに加えてまもなく『DBS』が登場し、2006年デトロイトモーターショーで評判となった4ドア・コンセンプトモデル『ラピード』の市販化へ向けての開発も続ける。
ウルリヒ・ベツはCEOの地位にとどまる。またリチャーズも重役会入りする。リチャーズはモータースポーツ活動と自動車技術開発の会社、プロドライブの創立者であり会長。プロドライブはすでにモータースポーツ界では定評を得ており、2008年からはF1に参戦する予定だ。
フォードモーターからの譲渡の各種作業は第2四半期に終了する予定。売却額は4億7900万ポンド=約1084億円。ただしフォードモーターは引き続き4000万ポンド=約91億円の資本を持ち続ける。そのほかの条件について現時点では明らかにされていない。