帰りの高速は、「SIレーダークルーズコントロール」をセットして、全行程で追従走行を実施。というのも、ワインディングでエンジンを回しすぎてしまったので、帰りはその燃費をリカバリーしようと思ったのだ。
往路は東名高速を降りるまで、車載の燃費計はリッターあたり14kmを超える低燃費を表示していた。車載の燃費計には、航続可能距離も表示されるのだが、一時は900kmを表示していたぐらいだ。だが、その後、ワインディングを走り回ってしまったので、帰路に入る前には11km台まで低下してしまった。
そして帰りに130kmの追従走行を行なった結果、最終的には全行程で1リットルあたり12.2kmの優れた燃費性能を発揮してくれた。360kmの道のりを、高速道路を7割、ワインディングを含む一般道を3割の割合で走って、この結果なら大満足といえるだろう。
何しろ、このレガシィは260psを誇る、2リットルのターボモデルで5速AT車。このパワーを持ちながらこの結果なら、スポーティモデルとしては、かなり燃費がいいクルマといえるだろう。
そしてこの低燃費をもたらしてくれたのは、SIレーダークルーズコントロールとSIドライブにほかならない。SIレーダークルーズコントロール追従走行中の瞬間燃費は12〜15kmの間を指しているし、SIドライブでインテリジェントモードを選んでおけば、つねに低燃費が期待できるのだ。
レガシィは現行モデルになって、燃費性能を大幅に向上しているが、昨年のマイナーチェンジから導入されたSIドライブや、昨秋から装備されたSIレーダークルーズコントロールを搭載したモデルの実用燃費は、さらなる向上を果たしていると実感できた。