新型『ミラ』は、先代の「アヴィ」に代わりダイハツ得意の「カスタム」が新たに設定されている。カスタムといえば、最初は『ムーヴ』のスポーティグレードとしてラインナップされ、後に『タント』や『アトレー』にも設定されはじめた、ダイハツ軽自動車の人気グレードだ。
新型ミラのカスタムも、標準系とはまったくイメージの違うフロントマスクやインパネを採用し、機能面でもリヤシートスライドやベンチシートを設定するなど、大幅に差別化が図られている。そして唯一のターボエンジンも、カスタムだけに設定されている。
新型ミラの開発を担当した、商品企画部の寺西俊英さんは「先代のアヴィが標準系との違いが少なく、販売的にもミラ全体の10%前後と厳しかったので、カスタムは専用の内外装に加え、機能面でも大きく差別化を図りました」
「カスタムというとスポーティなイメージを持たれる方も多いのですが、ミラでは上級車種というイメージで開発を進めました」
「そして新型ミラではカスタムの販売比率を40%程度に想定しています。歴代ミラからの代替えのお客様は新型ミラの標準系を選ばれると思いますが、他メーカーからの買い替えや、コンパクトカーからダウンサイズされる新規のお客様には、カスタムが訴求力を持っていると思います」とコメント。
確かに先代のアヴィは少し中途半端なポジションで、街なかで見かける機会も少なかった。だが、新型ミラのカスタムはムーヴと同様に、ヒットメーカーとなってくれそうな気がする。
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