日産ゴーン神話に陰り、業績見通しを遂に下方修正、4月に追加計画を

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日産自動車は、2006年4−12月期の連結決算の業績が減益となったことから、通期業績見通しの下方修正を発表した(既報)。カルロス・ゴーン社長の手で日産が復活してから、業績を下方修正したのは初めてで、ゴーン神話に陰りが見られる。

通期業績見通しで、営業利益は8800億円から7750億円、当期純利益を5230億円から4600億円にそれぞれ下方修正した。営業減益となった中間決算発表時に増益に転換すると強気な発言を繰り返したゴーン社長は「日産は今、非常に厳しい時期を迎えている。1999年以来、初めてリスクが好機を上回ることになってしまった」とコメント。

さらに、ゴーン社長は、グローバル生産台数を2008年度までに420万台、業界トップレベルの売上高営業利益率の維持、投下資本利益率20%以上を掲げた中期経営計画の日産バリューアップは継続するものの「今後数ヵ月以内に業績を回復させるための新たな施策を打ち出す。詳細は年度末決算を発表する4月に公表する」としている。

《レスポンス編集部》

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