【ヒュンダイ グレンジャーLPI 日本発表】新世代のLPG車、上陸

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【ヒュンダイ グレンジャーLPI 日本発表】新世代のLPG車、上陸
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ヒュンダイモータージャパンは22日、LPガス対応の新世代エンジンを搭載した『グレンジャーLPI』を発表した。タクシー向けだけではなく、一般向けにも販売を行い、価格は297万円1500円。装備を充実したグレードは328万6500円となる。

従来のLPG車は吸気の過程でガスを入れる「ミキサー方式」というものだった。これは通常のガソリン車でいうところのキャブレター方式に近いもの。LPG燃料を気化状態で投じるために精密な燃料制御が困難であり、それによって燃焼ムラが起きるなどの問題があった。

これに対し、グレンジャーLPIに搭載されているエンジンは電子制御インジェクション方式。約2気圧のLPG燃料(ブタン80%+プロパン20%の混合比率をもったオートガス)を約7気圧まで高めた状態でインテークマニホールドに液体として噴射。ガスとして気化する際の潜熱を使った吸気冷却効果や気化膨張効果を利用することで、ガソリン車と同等の細やかな燃料制御が可能となっている。

出力は量産LPG車としては初の100kW超となり、トルクも大きくて余裕のある走りが可能だ。V6エンジンのために静粛性も高く、従来のLPG車とは走らせたときのイメージもかなり異なっている。

《石田真一》

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