ポルシェAGは、カスタマー向けに製作された最初の『RSスパイダー』を2007年シーズンにALMSのLMP2クラスへ参戦するダイソン・レーシングチームにデリバリーしたと発表した。
アメリカを本拠地とするダイソン・レーシングチームは、ポルシェのサポートを得てヴァイザッハ生まれのハイテク・スポーツ・プロトタイプ、RSスパイダー2台で2007年アメリカン・ル・マンシリーズに参戦する。
RSスパイダーは、2007年シーズンに向けてル・カステレおよびセブリングでの冬季テストを重ね、その最大出力は500PSに達している。同時に、ポルシェはヴァイザッハに新設されたポルシェ・モータースポーツ・センターでダイソン・レーシング用の1台目のRSスパイダーを完成し、ダイソンに供給した。2台目のRSスパイダーは、ニューヨーク州にあるチームの本拠地に2月上旬に運び込まれる予定。
年間12戦が予定されている2007年のアメリカン・ル・マンシリーズは、3月17日に開催されるセブリング12時間レースが開幕戦となる。昨シーズンRSスパイダーで圧倒的な強さでLMP2クラスのシリーズチャンピオンに輝いたペンスキー・モータースポーツチームは、再び2台のRSスパイダーを駆って参戦する。
シリーズに先立って1月22−24日にセブリングで行われた最後の冬季テストでは、ペンスキー・モータースポーツチームに加えて、ダイソン・レーシングも新しいRSスパイダーで参加した。