フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの梅野勉社長は、VW『ゴルフGT TSI』の発表会で、ディーゼルエンジン搭載した乗用車を2010年ごろに国内市場に投入する方針を明らかにした。
VWでは、欧州での販売のうち、5割以上がディーゼルエンジンとなっており、国によっては7−8割を占めるほどで、高いディーゼルエンジン技術を持っている。
VW社が2008年に世界で最も厳しい北米の排出ガス規制をクリアしたディーゼルエンジンを搭載した『ジェッタ』を北米市場に投入する計画なことから、梅野社長は「日本でもその2−3年後に投入する予定」と述べた。
車種については、主力量販車種である『ゴルフ』で検討している。梅野社長は「VWがやる以上、量販できるモデルで考える」としている。
輸入車では、ダイムラークライスラー日本が昨年から、メルセデスベンツ『Eクラス』にディーゼルエンジン搭載モデルを市場投入、ディーゼル乗用車の販売を再開している。