松下電器産業のパナソニック・オートモーティブシステムズ社は、カーナビステーション「ストラーダ」『HDS600』シリーズ専用車載用地上デジタルチューナー『CY-TUD600D』、並びに『HDS620/630』用地上デジタルチューナー・ナビ操作リモコン『CA-RM600D』をオプションとして1月19日から発売すると発表した。
地上デジタル放送は2006年12月にすべての都道府県で放送を開始、受信エリアが人口の80%を超え、急拡大している。2011年7月のアナログTV放送停波を控え、車載用テレビでも地上デジタル放送に対する関心が急速に高まっている。
今回発売するCY-TUD600Dは、『CN-HDS600』シリーズ専用車載用地上デジタルチューナーで、デジタル・アナログ共用フィルムアンテナや接続ケーブルも同梱されている。地上デジタルチューナーは映像の美しさやデータ放送が魅力の12セグ、広域受信が魅力のワンセグ双方に対応、高画質「PEAKS」プロセッサーを搭載し、薄型テレビ「ビエラ」譲りの安定した美しい映像を車室内で再現するとしている。
また、災害時の「緊急警報放送」にも対応し、より安全なドライブをサポートする。
CA-RM600Dは、2005年10月に発売した「『CN-HDS620/630』シリーズ」用リモコン。CY-TUD600Dと併用すると、ナビゲーション機能と、地上デジタル放送などのAV機能がこのリモコンひとつで操作可能。
同社は、地上デジタル放送への対応商品を更に拡大することにより、カーナビ市場の活性化を図る方針だ。
価格はチューナーが10万4790円、リモコンが6300円。