石油連盟の渡会長、今年はバイオガソリンに本格的取り組み

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石油連盟の渡会長、今年はバイオガソリンに本格的取り組み
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石油連盟は5日、東京・大手町の経団連会館で新年賀詞交歓会を行った。冒頭挨拶に立った渡文明会長は、今年注力するテーマの一つとして、バイオガソリンに向けた本格的な取り組みをあげた。

石油業界では、今年4月から関東地区50カ所のガソリンスタンドでイソブチレンと合成した「ETBE」(エチルターシャリーブチルエーテル)を混入したガソリンの試験販売を開始する。また、バイオエタノールの安定供給を行うため、石油連盟加盟各社による共同調達組織を1月26日に発足させる。

ただ、このバイオ燃料に関して、渡会長は「最近、安心、安全を無視した単純拡大、あるいは直接混入といった安易な動きが出てきている」と述べ、その先行きに心配の念を示した。

そのため、燃料を供給する立場からバイオ燃料について正しい認識を持ってもらう必要があり、今年の重要テーマとしたわけだ。「2010年からのバイオガソリンの本格導入に向けて、国民生活に支障のないように石油業界として万全を期す」と渡会長は強調した。

《山田清志》

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