ダイムラークライスラー日本は、最高級大型乗用車『マイバッハ』に、走行性能を強化し専用の内外装を採用したスペシャルモデル「マイバッハ 62S」を追加し、オーダー受付を開始した。納車開始は2007年夏頃の予定。
マイバッハ62Sは、全長約6.2mの「マイバッハ62」をベースに、大幅にパワーアップしたエンジンや、最高レベルの快適性を損なうことなくハイパワーに対応した強化を図ったシャーシ、専用の内外装により精悍な個性を強調したショーファー・ドリブン・サルーンとしている。
搭載されるV型12気筒ツインターボエンジンは、メルセデスAMG社が排気量を6.0リッターまで拡大するとともに、各部の大幅な強化を図り、最高出力612PS/4800-5100rpm、最大トルク102.0kgm/2000-4000rpmの性能を発揮する。
外観は、特別塗装色のバルチックブラックおよびネバダシルバーを設定するとともに、専用デザインの20インチ11スポークアルミホイールやラジエターグリル、ボディ同色ヘッドライトカバー、クロームリング付フォグランプ、左右2本のクロームエグゾーストエンドなどを採用した。
インテリアは、エレガントかつスポーティなパイピングを施したグランドナッパレザーシート(ブラックまたはホワイト)をはじめ、漆黒のピアノブラック塗装と、カーボンもしくはポプラウッド(ブラック)を組合わせたトリムパネル、アンスラサイト(ブラック)のアルカンタラ素材のルーフライニングなどを採用した。
価格は左ハンドル仕様が5848万5000円。