「クルマ的には、直接のライバルはいません」というのは、『CX-7』(19日発表)の開発をまとめたマツダ、プログラム開発推進本部第4プログラム開発推進室主査の川崎俊介さん。
「まず、サイズ的にも価格的にもちょうどのクルマが日本にはないからです。サイズは日本でいうとスモールとライトの中間なんですよ。直接ぶつかるライバルはいません」
「私の中ではむしろ、このクルマのライバルはステーションワゴンだと思っています。自社ですが『アテンザ』とか、スバル『レガシィ』などのスポーツワゴンには、スポーティさがありながら荷室も使えるという価値がありますよね。そんな特徴に加えて、それらにないものをこのCX-7は持っていると思っているんですよ」
「それらにないものとは、高さです。この目線の高さをもってして、デザインが優れていて、走りがちゃんとしている……、というのはこのクルマしかないと思っていますので、ライバルは見当たらないですね」と自信たっぷりだ。
遊上さんは、最後にこう加えた。「乗っていただけると、(一般的にライバル視されるクルマとの)違いがわかると思います」。