日産自動車は11日発表した「ニッサン・グリーンプログラム2010」で、自社開発によるハイブリッド車を2010年度に日本および北米市場に投入する計画を明らかにした。このハイブリッドシステムの設定車種は『スカイライン』が有力候補となっている。
同日、記者会見した志賀俊之COOは「商品計画の問題なので詳細は控えたい」とする一方で、「ドライビングプレジャーと燃費の両方を追求した日産らしいハイブリッドにしたい」と語った。さらに「現時点ではFR車への投入を考えている」と補足した。
「走り」の楽しさと同社の代表的なFR車からイメージできるのは『スカイライン』であり、志賀COOは具体的な車種の言及は避けたものの、精一杯の示唆に努めた形。日産はこれまで「ハイブリッドはまだニッチ技術」(カルロス・ゴーン社長)としてきたが、自社開発を加速する。