首都高速道路では、12月3日−2007年3月31日の期間で、ETC無線通行車を対象に、距離別料金社会実験を実施中だ。今回の社会実験は、距離別料金を設定することで首都高とその周辺の一般道の利用状況に及ぼす影響などを把握することが目的。
10km以内の利用では、普通車が、東京線では100円引き、神奈川線では50円引きとなる。対象路線・区間は次の通り(ただし、ETC特定料金区間は適用外)。
東京線
●3号渋谷線(東名−渋谷)
●4号新宿線(中央道−外苑)
●5号池袋線(外環−板橋本町)
●6号三郷線(常磐道−加平)
●7号小松川線(京葉道−錦糸町)
●川口線(東北道−鹿浜橋)
●湾岸線(東関道−葛西)
神奈川線
●狩場線(狩場−みなとみらい・新山下)
各種割引(例えば、曜日別時間帯割引)後に、距離別料金の割引がされる。
埼玉線でも、12月3日−3月25日の日曜・祝日に全線で、ETC無線通行車を対象に、距離別料金社会実験をする。東京線、神奈川線より細かく料金を設定する。
埼玉線
●8km未満:普通車300円
●8km以上12km未満:普通車320円
●12km以上 :普通車340円
ETC特定料金区間は対象外となる。
いずれの場合も、東名道などと同じように出口料金所で料金が確定するので、区間走行中にETCカードを抜いたり、別のETCカードを挿入したりしないことが必要だ。