「日産が考えている規模でいくと、ほとんど新工場を建てる規模になる。スズキの工場に生産委託できる規模なら問題はなかったが、新たな新工場をとなると、ビジネスのフレームワークでうまくいかなかった」
日産自動車の志賀俊之COOは13日、いわき第2エンジン工場の完成式典後に会見を行い、インドでスズキとの生産協力交渉を打ち切った理由についてこう語った。
そのスズキとの交渉と時を同じくして、仏ルノーと印マヒンドラ・アンド・マヒンドラが共同で新工場を建設する計画が進んでいた。日産としては、ルノーとは協業もしやすいので、こちらにしようとなったという。
しかし、詳細についてはこれからで、「生産場所、規模、出資の有無については今後4カ月で結論を出したい」(志賀COO)とのことである。
また、志賀COOはスズキとの提携について「インド以外のOEM交渉は予定通り進んでいる」と強調した。

 
    
 
          
 
           
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