住友ゴムの1−9月期連結決算、原材料高騰で増収減益

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住友ゴム工業が発表した2006年1−9月期(第1−3四半期累計)の連結決算は、売上高が前年同期比7.3%増の3764億円と増収だったものの、営業利益は同29.1%減の212億円と、大幅減益となった。

タイヤ事業の売上げは主に海外市場での販売が好調に推移し、同11.1%増の2964億円と2ケタの増収となった。しかし、天然ゴム・原油関連の原材料価格の高騰が減益要因となり、営業利益は同40.5%減の123億円にとどまった。スポーツ事業はゴルフ商品の販売が好調で売上げは同6.1%増の428億円となったが、カーボンやチタンなどの価格上昇で営業利益は同10.9%減の66億円だった。

産業品その他事業は売上げが同14.6%減の371億円、営業利益が同24.6%増の21億円だった。

主にタイヤ事業とスポーツ事業の利益率悪化で、全体も大幅減益となった。経常利益は同44.1%減の164億円。当期純利益は固定資産の減損損失36億円を特別損失に計上したこともあって同73.9%減の45億円だった。

通期の業績見通しは売上高5250億円、経常利益300億円は前回発表したものを据え置いたが、子会社SRIスポーツの新規上場に伴って特別利益10億円が発生する見込みで、当期純利益は210億円から215億円に上方修正した。

《レスポンス編集部》

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