3日文化の日、茨城県筑波サーキットにて、日本EVクラブ主催の「日本EVフェスティバル」が開催され、電気カートを使用したジムカーナ競技「ERKデュアルジムカーナ」が行われた。ERKデュアルジムカーナは、ERK(エレクトリックレーシングカート)を使用したジムカーナ競技。ホームストレッチに背中合わせに同型のコースを設置、2台同時に走行し先にゴールしたほうの勝ち。競技は、バッテリーの電圧が48ボルトの「ERK-1」クラスと72ボルトの「ERK-2」クラス、そして今年はチウムイオンバッテリーを搭載した「スペシャル」クラスが加わり、クラス別にトーナメント戦で競われた。バッテリーは1セット、1チーム3人で、1回戦は1人2トライ、チームで6トライして、勝率で勝つと2回戦へと進む。参加者の中には、富士重工(スバル)、ダイハツのメーカーによるワークスチームも参戦していて、さすがにワークスということだけあって、マシンの仕上がりがとてもきれい。電気カートは、パワースライドさせてターンができるほどで、なかなかパワフル。ゆえにドライバーを熱くさせるのか、スピンも続出、勢いあまってクラッシュするマシンもでてしまった。ドライバーは無事。2回戦以降は1チーム1トライの勝ち抜き戦、1回戦で消耗したバッテリーの性能差も大きく影響したが、勝敗は結果的にはドライバーの腕によるものだった。 結果は以下の通り。●ERK-1クラス チーム成績優勝:チーム奥田『ZEK-00改改』2位:トヨタ東京整備専門学校『FREE Run Ver.』 3位:工学院大学FCEVプロジェクト『YAMAMOTO2006』●ERK-2クラス チーム成績優勝:ミツバ『EV328 Type2』2位:千葉県自動車大学校『CATS ERK』3位:富士重工『ERK試作1号』4位:ダイハツ『ダイハツチャレンジカート02』●スペシャルクラス チーム成績優勝:Team GAIA『愛ランドII』2位:日本EVクラブ『ZEK03 Li ADVAN』