【トヨタ オーリス 発表】戦略モデルとしてのエクステリアデザイン

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【トヨタ オーリス 発表】戦略モデルとしてのエクステリアデザイン
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トヨタの新型コンパクトハッチ『オーリス』(23日発表)は、コンパクトカーの激戦区である欧州市場向けの戦略モデル。ライバルに引けを取らない存在感を持たせるべく、第一印象を決定するエクステリアデザインにはとくに力が込められている。

『ヴィッツ』『ベルタ』など、トヨタのほかのコンパクトカーと強い共通性を持つエクステリアのテーマは「走りを予感させるスタイリング」。ショート&ワイドのフォルムをベースに、前傾姿勢のキャビン形状、手書きの線の勢いを織り込んだ新しい面質などによって、ダイナミックで存在感のあるスタイルを目指したという。

シンプルかつ力強い印象のフロントマスクづくりのため、フロントはフードからグリル、バンパーへと続く一体感のある造形を採用。サイドビューは前後のホイールフレアの張り出しや凹面、凸面を連続させたドア断面によって、深い陰影を持たせた。リアビューは滑らかな曲線形状でサイドに回り込むバンパー下端ラインとラウンド感のあるバックドアガラスでワイド感、安定感を強調。また力強さを表現するため、リアコンビネーションランプを立体形状として、ボディ面から張り出させている。

この低重心フォルムをさらに強調するためのアイテム「S-package」も用意される。内容はフロントスポイラー、リアマッドガード、サイドマッドガード、16インチタイヤ&アルミホイール、埋め込み式フロントフォグランプだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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