陸上自衛隊は、東京ビッグサイトで開催されている「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2006」(24日−26日)に多くの特殊車両を展示している。
その数は、高機動車、指揮通信車、装輪装甲車、野外炊具1号、救急車、化学防護車など十数台。なかでも圧巻なのは指揮通信車、装輪装甲車、化学防護車の3台だ。なにしろ車両重量が14トン前後もあり、近寄りがたい雰囲気がある。
事実、一般の車両は近づいてこないそうだ。「一般道や首都高など走っていると、周りのクルマは逃げていきますね。だいたい自分の車の周りはすいていますよ」と自衛隊員は話す。
しかし、視界が悪く、重量もあるので運転はしづらいそうだ。そして、運転するときは細心の注意を払うという。「もし乗用車などにぶつけてしまったら、ぺしゃんこになりますからね」と自衛隊員。それだけに、運転できるのは自衛隊の中でも選りすぐりの人で、運転技術に優れ、安全運転にも常に注意を払っている人とのことだ。