【新聞ウォッチ】「情けないソニー」東芝が欠陥電池問題で損害賠償請求

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年10月17日付

●損保、保険料とりすぎ 大手5社自主調査へ(読売・1面)

●園児死傷起訴「危険運転」適用せず(朝日・34面)

●多国籍企業の海外資産、トヨタ世界8位(毎日・9面)

●ガソリン原価 約4円低下の見通し(毎日・9面)

●こちら特報部、思い出せ井深精神、PC電池問題問われるソニー(東京・24面)

●アイシン、米に新部品工場、トヨタ・GM合弁工場向け(日経・11面)

●反ダンピング鋼鈑課税撤廃、自動車大手が協力、米公聴会に代表者派遣(日経・11面)

●回転いす/永遠によい会社はない、いすゞ・井田社長(日経・11面)

ひとくちコメント

ソニー製のPC向けリチウムイオン電池の回収問題で、東芝がソニーに対する損害賠償請求を検討し始めた。

きのう(16日)の日経朝刊が1面トップで特報したのに続き、きょうの各紙も「東芝、株主の目を意識」(毎日)、「ソニー、今期業績下方修正へ」(日経)などと続報している。

「家電部門の年間業績を左右する年末商戦を控え、自社製品の販売力が落ちる可能性がある」(東京)ためだ。東芝ばかりでなく、富士通も影響の大きさによっては賠償請求の検討を始める姿勢を示しているという。

東京の「こちら特報部」では「思い出せ井深精神、PC電池問題 問われるソニー」というタイトルでニュースを追跡。その記事で、ソニー本社前で酒屋を営む店主のコメントが興味深い。

「(ソニーの)何が情けないって、ものづくりの会社が銀行や証券会社までやっていることだね。簡単にお金をもうけようという姿勢がよくない」と、愛情をこめて厳しく批判している。たしかに、ものづくりを得意とする日本の企業だが、本業だけで稼ぐ専業メーカーが少なくなってきた。

《福田俊之》

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