ホンダ新型『CR-V』(12日発表、13日発売)はバックドアを上開きにし、ラゲッジの容量と使い勝手を高めている。スペアタイヤが床下に納まるために、床下の収納スペースは減ってしまったが、メインのラゲッジは広さを増し、広くフラットな荷室を作り上げている。
リヤシートは6:4分割でダブルフォールディングとシートスライド機能が設けられているので、乗員の数や積荷に合わせてフレキシブルにラゲッジの容量を変化させることも可能。さらに新型ではリヤシートの中央部分だけを可倒して、スキーなどの長尺物も楽に積めるようになった。
また、ラゲッジにはダブルデッキカーゴシェルフと呼ばれる、カーゴルームを上下2段にわけて使うことができる樹脂製のシェルフが、Xグレードを除き標準装備されている。
本田技研研究所の堀越満さんは「ダブルデッキカーゴシェルフの上段には10kgまでの軽いものを載せることができます。そして下段には人目や直射日光にさらしたくない物を入れておくのに便利です。使用しないときは2つ折にたたむか、外して床下に置くこともできます」という。
今まではトノカバーが装備されていたが、2段に使えるダブルデッキカーゴシェルフのほうが使い勝手はいいだろう。ちなみに、先代まで装備されていたラゲッジフロアを利用した、ビルトインテイクアウトテーブルは新型では採用されなかった。