ホンダ新型『CR-V』(12日発表、13日発売)のエクステリアを眺めると、最初はどことなく奇抜なイメージを感じるかもしれない。その理由はフロントグリルがハッキリと上下2段に分割されているからだ。
ヘッドライトに挟まれたアッパーグリルは、最近のホンダ車のトレンドを取り入れた小型のグリルが採用され、さらにその下のバンパー上部にも横長の大きなグリルが口を開いている。
新型CR-Vの開発責任者を務めた、本田技研研究所の堀越満さんは「新型のエクステリアはダイナミック&エモーショナルなデザインを追求しました。2段になっているフロントマスクも、そのコンセプトのひとつです」
「ロアボディではタフなイメージを強調し、アッパーボディでは洗練されたスポーティなイメージを表現しています。その反面、ヘッドライトの位置や縦長のリヤコンビランプなどは歴代モデルから踏襲し、CR-Vのアイデンティティも残しています」という。
確かに新型のフロントマスクは斬新だが、車名を見なくてもCR-Vとわかるデザインテイストを持っている。新しいデザインにチャレンジしながらも、3代目としての個性を感じさせることに成功している。