【新聞ウォッチ】東京都、排ガス被害患者を独自救済ヘ メーカーとも協議

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2006年9月28日付

●日産・GM提携協議進展なし、トップ会談、交渉継続は確認(読売・8面)

●大阪トヨタ、別に2000台、「不審取引」大阪運輸支局に報告、車庫飛ばしの疑い(読売・38面)

●ディーゼル排ガス汚染、都、ぜんそく医療費助成、年間試算数十億円、メーカーと負担へ(朝日・1面)

●ガソリン卸値10カ月ぶり下げ、Jエナジー(朝日・3面)

●ホンダが中国で「アキュラ」販売(朝日・13面)

●道路公団民営化1年、コスト削減へ意識改革 ガラス張り経営、道半ば(産経・10面)

●パリ自動車ショーきょう開幕(日経・11面)

●飲酒運転事故加害者、3億円賠償命じる 千葉地裁、介護料や逸失利益で(日経・43面)

ひとくちコメント

ぜんそくの主な原因物質を排出するとされるディーゼル車メーカーとともに、東京都は都内のぜんそく患者を対象に、医療費の一部を助成する独自策を新設するという。きょうの朝日が1面トップで掲載、ほかの各紙も社会面などで同様の記事を取り上げている。

開会中の都議会で石原慎太郎知事が、「裁判所に任せていては、抜本的な解決につながらない。環境対策に前向きな自動車メーカー、日本自動車工業会と協議を始めようと思う」と述べたもの。朝日によると「自動車メーカー各社は都が救済策をつくれば財源の一部を負担する考えを示しており、都は近くメーカー各社と協議に入る」という。

メーカー各社が財源を負担する制度ができれば全国で初めてのケースとみられるが、日本自動車工業会は「東京都からの要請があった時点で検討したい」(読売)としている。

《福田俊之》

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