富士キメラ総研は、車載電装デバイス&コンポーネンツの世界市場を調査し、その結果をまとめた。
それによると国内の地上デジタルTVチューナーの市場は2005年が13億円だったが、年平均71%の成長で2011年には330億円と、2005年比25倍に拡大すると予測している。
地上デジタル放送は2006年末には全国で開始される計画。2005年モデル以降のHDDナビでは、地上デジタル放送チューナー端子を装備しているものが多い。チューナー単体に加え、チューナー内蔵カーナビも2011年にかけて増加していく見通し。
2011年のアナログ放送終了を区切りに、カーナビ買い替えやチューナーの販売が促進されると見られる。また、チューナー単体の価格も現状の半値以下に大きく下がると見られる。2011年以降はデジタルチューナー内蔵カーナビが市場を占め、チューナー単体機市場は縮小していくと予測される。
2005年に初めて松下電器産業、アルパイン、パイオニア、三菱電機の4社が市場に参入した。