北米での小型プレミアムカーブームの火付け役の一員でもあった、トヨタのサイオンブランド。その最初に紹介されたモデル、『xA』と『xB』が今年中に生産打ち切りとなる。これは来年春に新たなモデルが投入され、現行の2モデルを置き換えるため。
この2モデルは03年に発売開始されて以来、合計20万台を売り上げ、それまで「小型車は売れない」と言われていたアメリカ自動車販売地図に衝撃を与えた。サイオンはブランドの立ち上げ以来3年で若者向けの小型スペシャルティカーとしての地位を築き、レクサスと共にトヨタの北米での販売戦略の成功例となった。
来年発表される新型モデルについてトヨタは現時点で詳細を発表していないが、販売は夏以降、08年モデルとして始められる予定。