三菱自動車で、国内販売を担当する張不二夫常務は、国内販売で下半期に占める軽自動車の販売比率は「65−67%にまで下がる」との見通しを明らかにした。
同社の国内販売は、今年初めに投入した軽自動車の『i』(アイ)の販売が好調に推移していることもあって軽自動車の販売比率が70%を超えており、国内販売部門の収益率が悪化している模様だ。
これについて張常務は「軽自動車の販売比率についてはもともとの想定内のこと。下半期は『パジェロ』の次期モデル、『デリカ』という三菱の得意な車を投入するので、登録車のウェートが上がる」としている。その上で、下半期の軽自動車の比率は65−67%程度に落ちる見通しを明らかにした。
さらに、張常務は「三菱は下半期が得意で、ボリュームと車種ミックスを改善していく」と述べ、収益の改善を図る方針だ。