日産自動車と三菱自動車は、三菱自動車から日産自動車への軽乗用車のOEM供給を継続することで合意し、契約を締結したと発表した。
三菱自は2005年から日産に対し『オッティ』(=三菱『eKワゴン』)を、年間約3万6000台OEM供給している。日産はスズキからも軽自動車をOEM供給を受けており、さらに今年末にもう1車種OEM供給車を増やすことから、三菱との関係が注目されていた。
今回の契約締結により、2006年度下半期から現行車に代わり、三菱は『eKワゴン』の次期型車をベースとした新型車を日産に供給することになる。
三菱はこのほかにも、2003年10月から日産に、軽商用車『クリッパー』(=三菱『ミニキャブ』)を年間約2万台供給する契約となっており、軽自動車全体としては年間計約5万6000台を供給することになる。
このOEM供給の継続によって日産としては顧客ニーズに合った商品ラインナップを引き続き提供できるとしている。また三菱は、量産効果が高まることで、生産性の向上を図ることができるとしている。