【新聞ウォッチ】ガソリン、5週連続上昇---今夏の行楽に大異変!?

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2006年8月3日付

●トヨタ、米2位に 小型車で販売躍進、原油高追い風、ホンダ、韓国勢も好調(読売・8面)

●GM提携問題でルノー労組と連携、日産労連(読売・8面)

●松下PDP「請負」を直接雇用10月以降、新規採用含め360人(朝日・1面)

●三菱自連結決算、営業赤字67億円 4−6月期(毎日・10面)

●ガソリン5週連続上昇 運輸業界“悲鳴”(産経・8面)

●ご当地ファンド、1年で残高4倍  残高1、2位はトヨタ関連(日経・7面)

●日米自動車労組 定期交渉開始へ(日経・11面)

●不採算部門売却、フォード検討か、米紙報道(日経・11面)

ひとくちコメント

レギュラーガソリンの全国平均小売価格が5週連続で値上がりした。石油情報センターが発表した石油製品市況の週間動向調査によると、レギュラーガソリン1リットル当たりで前の週に比べ40銭高の137円40銭となったという。きょうの産経などが取り上げているが、「小売り段階でも価格転嫁の動きが徐々に広がった」とみられる。

昭和62年(1987年)の調査開始後、レギュラーガソリンの全国平均価格の最高値は、平成2年(1990年)秋に記録した142円。それを超える可能性が高まってきた。

ガソリン高で燃費の優れた小型車人気が加速しそうだが、タクシーやトラックなどの運輪業界は「エコドライブの徹底など有効な対策も限られているのが実情」(産経)と悲鳴をあげている。また、ガソリン価格の急騰はマイカーから公共の交通機関に切り替える帰省客も多く、今夏の行楽にも大異変が起きそうだ。

《福田俊之》

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