【ホンダのインド市場攻勢】最終回…フィット アリア もプレミアムブランド

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良質の販売を維持する理由

インドでのホンダ車が日本と決定的に異なるのは、富裕層を主な顧客としたプレミアムブランドとして定着していることだ。1996年の乗用車参入規制撤廃により世界の主要メーカーが一斉に進出したことで、自動車市場は供給過剰に陥りやすい。勢い値引き販売が横行するが、「台数」より「ブランド力」を重視してきたホンダは、今のところ「良質の販売」を維持している。

排気量1.5リットルの『シティ』(日本名『フィット・アリア』)は、日本市場ではエントリーセダン。しかし、インドでは車両課税が高いこともあるのだが、170万円から200万円(税込み)くらいで販売されている。

それでも2005年度は約3万5000台を販売、セダン市場でベストセラーとなった。ホンダ車のユーザーは、ほとんどが自営を中心とした「年収300万円から400万円の富裕層」(4輪工場「HSCI」の武田川雅博社長)であり、ホンダの保有はちょっとしたステータスとなっている。

数年先に5番目のモデルとして投入予定の新開発小型車は、シティより下のクラスとなる。このモデルも「従来の延長上にあり、プレミアムブランドとして訴求する」(福井威夫社長)方針。エントリーモデルとなるものの、最大手のマルチスズキと競合するような廉価車として売り出す考えはないという。

《池原照雄》

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