三井住友海上火災保険の江頭敏明・共同CEO(最高経営責任者)は、内定していた日本損害保険協会の会長職を辞退することが明らかになった。
江頭氏は、今月30日付けで、日本損害保険協会の会長に就任することが内定していた。しかし、同社の保険金不払いが発覚、金融庁が1年間の新商品販売停止や第三分野の保険商品の無期限販売停止など、重い行政処分を受けた。このため、江頭氏は会長の就任を辞退する。
損保協の会長は大手5社の輪番制で、損保協では、東京海上日動火災保険の石原邦夫社長が急遽、次期会長に就任する方向で調整している模様だ。