さまざまな低公害車が集まる「エコカーワールド」が、6月3−4日に横浜赤レンガパークで開催された。主催は環境省、独立行政法人・環境再生保全機構、横浜市。展示された車両は80台で、主催者発表によれば30台が初出展だったという。
3日のオープニングセレモニーには、中田宏横浜市長のほか小池百合子環境大臣も出席し、小池大臣はその後に慶應大学『エリーカ』にも試乗したとか。ステージイベントも充実しており、関東学院マーチングバンドの演奏やヒーローショー「環境戦隊ステレンジャー」などには大きな人だかりができ、やんやの声援と拍手が送られていた。
隣では、ワールドカップにあやかったサッカーのイベントが開催されており、そちらが目的で訪れた観衆もエコカーワールドまで足を伸ばす人が多かったようだ。エコカーワールドは入場無料で、入場ゲートもないために来場者数の集計は不可能だが、ここ数年ではもっとも賑わっていたのではないだろうか。
最も観衆の注目を集めたのはやはりエリーカで、幼児から年配の方まであらゆる世代の人が車両を取り囲んでいた。子供が勝手にドアを開けて乗り込んでしまい、スタッフがあわてて止めに入る場面が何度もあったが、むしろ「注目のクルマ」がステージ上や柵の向こうで「お高くとまっている」メジャーなモーターショーよりも、モーターショーの本質を体現していたように思われた。