三菱商事は9日、東京・内幸町の帝国ホテルで2005年度決算説明会を開き、その中で投資計画について触れ、三菱自動車といすゞ自動車に対し、今後2年間で500億円の追加投資を行うことを明らかにした。
同社は過去2年間(04年度、05年度)、中核ビジネスの徹底強化ということで、自動車分野へ1700億円の投資を行ってきた。しかも、この1700億円は天然ガス分野の1400億円を上回り、分野別では最大の投資額。
ただ、その内訳は三菱自動車に1400億円、いすゞ自動車に300億円で、特に三菱自動車に対して「1000億円は当初の計画時には想定していなかった」(小島順彦社長)そうだ。
これからも引き続き三菱自動車といすゞとの関係を強化していく方針で、この500億円は主に両社の海外事業に投資される計画だ。