スズキ『XL7』のインテリアは、すでにGMがシボレー『エキノックス』やポンティアック『トーレント』用に作り上げた既存のパッケージングがベースになるという制限があることから、いかにスズキらしく仕上げるかに苦心した。
デザイン部インテリアグループの渡邉盛弘氏は、「上部コンソールも専用デザインですし、ウッドパネルの配置を前面に効果的に配するため、助手席部分のエアバッグ位置をダッシュボード上に変更してもらいました」と言う。
「アメリカのSUVマーケットでは、インテリアは奇をてらったものではなく、落ちついたものが好まれる傾向がありますが、くつろげる空間を演出することができたと思います」
サードシートはXL7専用に開発され、座面前方を上げるなどポジションにも配慮されたものだ。