レクサス『GS450h』のグレード構成は、標準の「GS450h」と、豪華装備の「GS450h“バージョンL”」の2グレード。価格は標準モデルが「GS350」比160万円高の680万円、バージョンLは標準モデル比90万円高の770万円だ。
一見、ハイブリッド化によって大幅に価格が上昇したように見えるが、装備内容が標準モデルとかなり異なっているため、単純比較はできない。ちなみに標準装備、オプションリストは、従来のトップグレードだったV8エンジン搭載の「GS430」(630万円)よりさらに充実している。
カーナビを操縦安定性や乗り心地の向上に活用する「NAVI・AI-AVS」(GS450hの専用装備)、高レベルのハンドリングを実現する「アクティブスタビライザー」(GS430では31万5000円のOP)などを標準装備しており、実質的にはGS430とGS450hの価格差はないに等しい。絶対的には高価だが、プレミアムクラスのユーザーに対してはかなり訴求力のある価格設定である。
バージョンLではさらに顔認識技術「ドライバーモニター」付きプリクラッシュセーフティシステム(標準モデルは通常のミリ波レーダー式システムがオプション)、後席サイドエアバッグ(同オプション)、本革シート(同オプション)、車線逸脱を防止するレーンキーピングアシスト(同オプション)、セキュリティカメラ付き「G-Security」(同カメラなし)など、多くの安全、快適装備が標準装備される。