レクサス『GS450h』には数々の先端テクノロジーが搭載されている。まずは豪華装備のバージョンLに標準装備される、ミリ波レーダー方式の「ドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステム」。
CMOSカメラと画像処理コンピュータからなる「ドライバーモニター」が、ドライバーの顔の向きを検知。ドライバーが正面を向いていない状態が一定時間以上続いた場合、前方車両との車間距離の詰まりや障害物接近時の警報を、既存のシステムよりも早いタイミングで発する。
顔認識技術は今後、自動車の安全・セキュリティに関するコアテクノロジーになるとみられているが、ドライバーモニターはその実用化第一弾である。ちなみにノーマルのGS450hにはドライバーモニターなしのプリクラッシュセーフティシステムがオプション設定される。
操縦安定性や乗り心地を向上させるためのハイテクデバイス「NAVI・AI-AVS」も標準装備。これは高精度GPS測位による位置情報とカーナビの道路コーナー情報に基づき、ショックアブゾーバーの減衰力をコーナリングに合わせて調整するというもの。また上下Gセンサーによって感知した路面の段差などの情報を地図に記録し、次に同じルートを走る際に減衰力調整にフィードバックする機能も備わる。