シートが深々とリクライニングするマッタリモード。これもトヨタ『bB』にしかない特徴的な装備だが、絶対にわすれてはならないことがある。それはこのマッタリモードは「停止中にのみ使用する」ということだ。マッタリモードはシートの着座位置を85mm下げるようになっている。同時にシート自体を後方にスライド。足を投げ出すようにして座る姿勢となる。この状態でリクライニングさせれば窓よりも下に体が位置し、外からは見えなくなる。そしてこの状態は「休息時に使用するシートアレンジのひとつ」であり、このままの状態で走行することをメーカーは推奨していない。というより、この状態で走行した場合はかなり危険なので絶対にやってはならない。シートベルトは体に掛からない状態となるし、足を投げだす姿勢のために対衝撃性も弱くなる。ディーラーでもマッタリモード変更へのデモンストレーションを説明する際に「走行中は使えません」と徹底しているようだ。かなり時間を割いて説明しているという印象も持つ。ただ、このクルマが中古で出回り始めた頃のことを考えるのならば、車内に「走行中使用不可」を示すステッカー類をもっと増やすべきではないかとも思う。
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