【新年インタビュー】なぜウィルコムは車載市場に注力できるのか?

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次世代PHSの可能性

---ウィルコムというとモバイルでの「定額制」のパイオニアでもあります。特にハンドセットだけでなく、ノートPCや車載器まで含めて定額制を実現している点は携帯電話キャリアとの大きな違いです。

瀧澤 そこは基地局コストが安く、電波の有効利用ができるマイクロセルの優位性がでる部分ですからね。面積比での電波有効利用率ではPHSは第3世代携帯電話に比べて圧倒的な優位性を持ちます。

---インターナビでウィルコムの定額制サービスをユーザーが受け入れているところを見ますと、クルマの市場でも「常時接続・定額制」のニーズは高そうです。ウィルコムであれば、これが提供できる、と。

荒木 月額1000円でね(笑)

---1000円以下にはできなかったのでしょうか。ホンダの主張では、ユーザーが求めるプライスは1コイン500円とのことですが。

荒木 通信サービスはインフラコストだけでなく、他の部分でもコストがかかってますからね。現時点ではあの価格になってしまった。

---将来においてではいかがでしょうか。携帯電話業界ではすでに「次世代技術」が話題になっていますが。

瀧澤 次世代PHSはすでに動き出しています。方向性としてはWiMAX系のモバイルブロードバンド技術になるでしょう。OFDMAの応用などは有望だと考えています。ここでかなり速いスピードをマイクロセルで出せることは、すでに確認できています。

---今後、次世代技術が台頭してきた時にも、ウィルコムのマイクロセルは強みになるのでしょうか。

瀧澤 ええ、マイクロセルは我々の優位性になります。次世代のモバイルブロードバンド技術の動向を鑑みても、我々ができるポテンシャルの部分は大きいでしょう。

---PHSは苦節の10年ともいうべき時期があったわけですが、その時に地道に築き上げてきたマイクロセルのインフラが、次世代の技術トレンドに合致してきた。またウィルコムのビジネスモデルにも、これまでの携帯電話キャリアとは違う新しい部分が多く見受けられます。これらの点については、レスポンス=SSKセミナーにてさらに掘り下げてお聞きしたいと思います。

“つながるクルマ”本命インフラ議論
詳細
申し込み
日時
2006年2月6日(月)
午前10時30分−午後6時
会場
東京コンファレンスセンター品川
公開ディスカッション
日産自動車 先行車両開発本部IT&ITS開発部 主管
福島正夫 氏
本田技研工業 インターナビ推進室 室長
今井武 氏
ウィルコム 執行役員 ソリューション営業本部長
瀧澤隆 氏
ITS事業企画 取締役社長
小池建四郎 氏
通信・ITSジャーナリスト
神尾寿 氏
おかげさまで好評に付き、現在、椅子席のみの受付となっております。
《神尾寿》

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