朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2006年1月17日付
●ライブドア強制捜査、東京地検が捜索堀江社長の責任も(朝日・1面)
●中古車登録、5年連続減、05年国内(朝日・11面)
●欧州の新車登録、BMW好調、トヨタや韓国勢も(朝日・11面)
●ミニバンに「黄信号」魅力薄れ乗り換えも、販売実績、前年下回る(毎日・8面)
●トヨタ、エスティマ6年ぶり全面改良(産経・9面)
●高速料金所突破、ストップ、少年ら逮捕、全国初摘発、警視庁(東京・28面)
●手動変速機生産能力、3倍にアイシン、国内・欧州に新工場(日経・11面)
●ベア要求動きけん制 トヨタ社長(日経・11面)
ひとくちコメント
六本木ヒルズに激震が走った。ライブドアの関連会社が、企業買収を巡って虚偽の発表をしたり、利益を水増しした決算発表をしていた疑いが強まり、東京地検特捜部は証券取引等監視委員会と合同で、証券取引法違反の容疑でライブドア本社などを強制捜査した。
きょうの全紙が1面のトップニュースで報じたほか、「堀江錬金術にメス」(毎日)など社会面、経済面でも大きく取り上げている。「急ぎすぎた拡大路線」(日経)の中には、昨年9月に150億円で買収した中古車販売(ジャック・ホールディングス)なども含まれている。
特捜部は今後、堀江社長の関与も追及する方針を固めており、グループが崩壊する可能性も大きい。それにしても、きょうは耐震偽装のキーマン、小嶋社長の証人喚問の日だが、ホリエモン関連で各紙とも小さな取り扱いだった。政治力か偶然か?