デジタル時代のデザイン戦略---BMWバングル講演

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  デザイナーの見本、進化するマドンナ

また、デザイナーが留意すべきは「停滞」である、ともバングル氏は指摘する。デザインが意味するもの、グローバルな中での位置づけ、そして機能。それらがトータルに表現できたと感じるとき、デザイナーには達成感がある。しかしその達成感ゆえに、前進をやめてしまうことこそ、デザイナーがもっとも避けなければならない傾向だ、と氏は強調するのだ。

「例えばマドンナが良い例だ。マドンナは彼女自身がすぐれたブランドとなった。そして過去20年間、マドンナは変化し、進化し続けている。我々も同様に、人気があるからといってそこで停滞することは許されない」

BMWにとって、ひとつの達成はロードスターZ4である。美しく複雑なフォルム、優れた機能性、そしてグローバルに受け入れられるデザイン。それらの結晶としてZ4は生まれた。しかしデザイナ−はそこで満足すべきではない、さらに新たなチャレンジに取り組む必要がある、と氏は言う。

氏にとってデザインとはすなわち「ビジュアルな読み取り能力」である。デザインで表現したことを、見た人がクリアに読み取ることができる。デザインによって時代のメッセージを伝え、それが人類共通の言葉となる。それこそがデザイナーが目指すべき地点である。

また、時代との連動という意味から、カーデザインは決して孤立したものではなく、他のクルマのデザイン、建築など他のデザインとの関連性の中でこそ、初めて時代を読み解く文字となることができる、とも氏は語る。

  お国柄よりパーソナリティ
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  デザイナーの見本、進化するマドンナ
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《Sachiko Hijikata, US editor》

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