いすゞ自動車は『ギガ』の動力伝達装置(変速機)に不具合があるとして、リコールを届け出た。対象は2005年6月8日から12月13日までに生産した1463台。
これらのトラックでは、機械式自動変速装置付き車両においてギアシフトユニットの構成部品の構造が不適切なため、ギアシフトユニットの動きが滑らかでなくなったり動かなくなることがあり、最悪の場合、変速不良となるおそれがある。
また、コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、自動変速動作が途中で止まった場合にシフト位置を誤認して、最悪の場合、一時的に車両が加速したり、シフト位置が表示と異なり前進発進時に車両が後方に動くおそれがある。
さらに、機械式自動変速装置付き車両において、クラッチストロークセンサ部への着氷を防止するカバーの取り付け金具の強度が不足しているものが組み付けられたため、走行中の車両振動等により、当該金具が破損することがある。
そのため、当該センサ部に着氷して、そのまま使用を続けると、最悪の場合、ストロークセンサが損傷し、クラッチの接続ができず、走行不能となるおそれがある。